2007年4月 6日 (金)

寒い夜だから

春なので、冬の話をします。

冬は寒いです。

特に夜中はえげつないです。

僕のマイクには「ウインドスクリーン」と呼ばれるスポンジみたいなものをかぶせてるんですが、

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このスポンジ部分に飛んだツバが、しばらくたったら一度シャーベット状に凍ってたことがあるぐらいです。

そんな寒い中、何時間も座って歌い続けるのはほんとにツライので、僕は冬の間はものすごい「重ね着」をして仕事に出かけます。

そこで今日は、冬場に実際僕がどれぐらい服を着込んで歌っているのかを写真付きで簡単に紹介したいと思います。

大前提として、もう見た目や色の組み合わせなんてものは完全に無視です。(笑)

とにかく、いかに数多く重ねて少しでも暖かくするかが、一番のポイントなんです。

だから、それによって着ぶくれしようが動きにくくなろうが、それもお構いなしです。

では、さっそく見ていきましょう。

まず初めに、女性陣全員ドン引きの(笑)、何とも哀愁ただよう
情けな~い「モモヒキ」をパンツの上からはきます。

(だって、これが一番あったかいねんもん…。笑)

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その上から、今度は少し高級な(笑)「モモヒキ」をはき、

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ジーンズをはきます。

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次になるべく小さい靴下を選んで、

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その上に大きめの靴下を重ね、

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靴下用のカイロを貼り、

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仕事専用に使っている、履き古した靴を履きます。

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上半身も、なるべく小さなピチピチのTシャツから始めます。

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その上から、

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  ↑ 
これを着て、

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  ↑
これを着て、

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  ↑
これを着て、

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もう一度、カイロを貼り、

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  ↑
これを着て、

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  ↑
ウォーリー愛用のセーター(笑)を着て、

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  ↑
ダウンジャケットを羽織って、

最後に緑の帽子をかぶって、

ハイ、出来上がりです。

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2006年9月 7日 (木)

よんまい

さあ、前回は生意気なことを書かせてもらったので、今回はちょっくら、実際僕がどれだけ、音楽と関係のないところを含めてこの仕事をしているのかを、紹介したいと思います。

先に言っときますが、まったく一般の方の日常生活には役に立たちませんので、あしからず。(笑)

そして、なによりも、引かないでね…。

ちょっと、心配…。

まず今日は、ギターケースの中のお金の話。

みなさんもご存知だとは思いますが、大抵の(お金儲け)ストリートミュージシャンは、自分のギターケースのフタを開けて、そこに、聴いてくださるお客さんからお金を入れてもらいます。

僕も、例にもれずそうしています。

通る人達は、そのギターケースの中に入ったお金の量を見て、だいたいそのミュージシャンがどれだけ評価されているか、大まかな察しがつくわけです。

ただ、僕が他とちょっと違うのは、そのギターケースの中のお金の見栄えさえも、厳密にいえば商売に影響するんではないかということで、ギターケースの中をこまめに偽造しているところなんです。

ほんとに細かいことなんですが、僕のこだわりです。

言い換えれば、ちょっとした仕事ノイローゼですね。

説明すると、

やはり、日本人はToo シャイシャイボーイな方が多いんで、曲を聴いた後に、たとえ感動してくださったとしても、こういうのはいくら入れたらいいかが分からないっていう方がたくさんいらっしゃると思うんです。

そういう方は、まず大抵、それまでに入ってるギターケースの中のお金を見ます。

そして、そこから、他の人がどれくらいの額入れているのか、この人がどれだけ人気があるのか、などを推測します。

そして、最終的に入れてくださる金額が決まるんです。

この習性を、利用しない手はありません。

僕は、10年前この仕事を始めた時から、ずっとデータをとってきました。

何のデータかというと、日本人は、ギターケースの中にどれだけお金が入っていれば、より多くのお金を入れてくれるのかという壮大なデータです。
(なんか、トリビアの種みたい…。笑)

今回、より多くのお金というのは、千円札ということで話を進めさせてもらいます。

僕の仕事の中では、いかにしてお一人につき千円を入れてもらうかというのが、一応の基本であり、目標であるからです。

そして、3年ぐらいで、ようやく1つの答えが導き出されたんです。

今日は特別に、普段は39,800円のところ、19,800円で、みなさんにこの答えをご奉仕!


こんなトラックバックが、放っておくとすぐ貼られるんで、いつもこまめに消してます。(笑)

アホなことを言ってる間に、先に進みます。

えっと、今回は特別に、写真付で、その答えを解説していきたいと思います。

まず、大前提は、多すぎても、少なすぎてもダメだということ。

さらに、入れておくお札は千円札だけにするということ。

やはり、ギターケースの中のお金が少なすぎると、ああ、誰も彼の歌は聴いてないんだなと解釈され、なかなか千円札は入れてもらえません。

逆に、ほったらかして多くなりすぎても、なんだ、こいつはもう十分儲けてるじゃないか、路上で歌ってるだけなのになんか鼻につくなと、うとましく思われてしまって、なかなかお金に結びつきません。

五千円札や一万円札が入っていても、同じ理由で、ダメです。

多すぎず、少なすぎない、ちょうどいいあんばいがいいんです。

彼はそこそこ人気もありそうだが、苦労してそうなので、俺もお金を入れて応援してやりたい、と思わせる、ちょうどいいあんばい。

その、ちょうどいいあんばいとは、研究の結果、千円札が4枚だったんです。

3枚でもない、5枚でもない、4枚なんです

もちろん、千円札の他に、小銭も入れておきますが、そのことはまた後で説明するとして、とにもかくにも千円札は4枚なんです。

さあ、なぜ4枚なのか、実際に写真で説明していきましょう。

小銭の事は後で説明するので、まずは小銭は無い状態で見ていきます。

はじめは、一枚も千円札が入っていないギターケース。

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こんな空っぽのケースに、誰が千円札を入れるでしょうか?
(はは、右下に完全に千円札が見切れてるけど、気にしない気にしない…。汗笑い)

よくて、小銭でしょう。

次に、お札が4枚以上の場合。

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みなさん、誰がこんなケースに自分の千円札を付け足そうと思いますか?(笑)

(すいません、やりすぎました…。)

ねっ、4枚くらいがいいでしょ? 

さあ、お札は4枚と決まったところで、(強引かつ大胆!)

次は、その置き方。

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こんな向きのそろった置き方じゃ、極めて不自然だし、(笑)

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全部折りたたんであっても、なんかちょっと嫌。

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やっぱり、このぐらいの置き方がいいわけです。

2枚ペッタンコ、1枚折りたたみ、1枚半折れ。

自然でしょ?

じゃあ、これに小銭を足してみましょう。

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ほらっ、いい感じになってきましたねー。

あなたも、千円入れたくなってきたでしょ?(笑)

じゃあ、次に、小銭について考えてみましょう。

小銭は、基本としては、多ければ多いほどいいです。

小銭は、いくら多くても、嫌味には見えないからです。

自然さが増します。

そして、なるべく500円玉は目立つように置きましょう。

ただ、気をつけなければならないのが、1円と5円と10円玉の扱い

僕はいつも、10円玉は数枚だけに保ってますし、1円玉と5円玉は入った時点で、お客さんが帰った後、すぐに回収しています。

写真を見れば分かると思いますが、10円玉が多くて、1円や5円がはいっていると、急に安っちくなっちゃうんです。

比べてみましょう。

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これと

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これ。

ねっ、なんだか安っぽくなるでしょ?

俺も、財布の中にあるちっちゃい小銭を、ジャラジャラ入れてやろうかという気になっちゃいそうでしょ。

だから、小銭の扱いも大変なんです。

さあ、これで、みなさんもだいぶ分かってきたと思うんで、ここで卒業試験です。

はじめに僕が、「千円札は、3枚でも、5枚でもない、4枚だ。」と言いましたが、その細かい差を最後に実証してみましょう。

今なら、みなさんも、僕の言ってたことが理解できるはずです。

では、スタート!

まずは、3枚。

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次に、5枚。

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最後に、4枚。

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ほらねっ!

さあ、みなさんの中で、今、

「あっ、ほんとだ!4枚が一番いい!」

と思った方。

あなたはきっと、僕と同じノイローゼです。(笑)

くれぐれも、変なキャッチセールスとかにひっかからないでくださいね。

とにかく、僕は本当にいつも写真のようにギターケースの中を、細かくこまめに偽装しているわけです。

少しでも多く儲けようという、ある意味仕事への執念です。

分かってほしいのは、そのくらい、路上弾き語りだけで長く生活するっていうのは、シビアな話だっていうことです。

けど、不思議なもんで、いつも4枚なのに、常連さんもほとんどの方が、それに気づいてません

例え気づかれても、このぐらいのことは、笑ってごまかせば済む話ですし。

そしてこの仕事には、他にもまだまだこだわりがあるので、いずれちょこちょこ紹介していきますね。

ほらねっ、まったく、音楽と関係ないでしょ。(笑)

そして、こんな話、誰が興味あんねんやろ…。(苦笑)

ああ、前回と合わせて、ますますみんなが引いていく…。

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