2009-2010
ここ数年の僕はほんとに弱い。
圧倒的に打たれ弱い。
せっかく調子が良くなってきても、ちょっとしたことで、すぐに垂直落下。
もちろん、今は病気の影響もあるんだろうけど、決してそれだけではない。
以前からこのブログを読んでくださってる方はよく知ってると思う。
何かあるたびに(いや、特別に何かあったわけではなくても)、あっという間にどん底まで落ちて、何にも出来なくなって、ブログの更新が止まる。
いつも、同じパターンだ。
そして、今回も例にもれず、といった感じだった。
やっぱり、「声」が治っていなかったのだ。
去年の11月後半ごろにもここで言っていたように、僕は去年、なんとか年内中には仕事に復帰する心づもりでいた。
おかげさまで、もううつの状態も劇的に良くなり、体調的にもこの調子ならという手ごたえを感じていたし、
問題の「声」に関しても、僕には漠然とした自信があったから。
なんというか、このうつさえ治れば、声もまた元通りになるんだっていう。
もちろん、そこにはっきりとした根拠などはなかったんだけど、
あれだけ専門的な耳鼻咽喉科で調べて分からなかったということは、やっぱり後はもう精神的なものに原因を求めるしかないっていうのが自然な流れだったし、
もっと言ってしまうと、この半年間僕がなんとかうつと向き合ってこれたのは、根本にその「うつの完治=声の完治」という思いがあったからこそなわけで。
そして12月の初め(前々回の「ドロン!」を書いたすぐ後くらい)、ある日たまたま友達が僕の家に遊びに来たので、
じゃあせっかくだから、仕事復帰の前に、もうちゃんと声が出るようになってるかどうか、その友達の前で一度本意気で歌を歌ってみようということになった。
(人前じゃないと、どうしても本意気では歌いにくいから)
本意気で歌を歌うなんて丸々半年ぶりのことだったけど、今言ったみたいに、僕にはもう声は治ってるっていう確信に近いものがあったので、正直不安よりも楽しみのほうが大きかった。
そして、その結果が…、
まあ、そういうことなのである。
中でも一番ショックだったのは、
声が少しは良くなってるとかじゃなくて、全くといっていいほど治ってなかったということ。
半年前の一番ひどかった時期となんら変わりのない症状だったのである…。
僕は、万が一にも、まさか症状が少しも改善されていないなんてことは想像だにしてなかったので、この時一瞬にして頭の中が真っ白になってしまった。
ああ、この半年間は一体何だったんだろうって…。
僕は今まで何のためにこの苦しみに耐えてきたんだろうって…。
大げさに思うかもしれないが、僕にとってそれはほんとにほんとにショックな事実だったのだ。
ただ、
今このままこの事実とリアルに向き合ってしまうと、頭がどうにかなってしまいそうだったので、
僕はとりあえず、「ドロン!」の時にも書いていたように、どっちみち仕事復帰の前にやるはずだった部屋の大掃除&模様替えの方に今は無理やりにでも意識を集中させることにした。
どうしても、一旦気持ちのワンクッションが欲しかったのである。
そして次の日から、僕はさっそく大急ぎで大掃除を始めた。
それはもう、何かに取り憑かれたような大掃除だった。
何も考えたくない僕は、毎日朝から晩まで、とにかく一心不乱に目の前の作業に集中して、
カーペットを貼り替え、カーテンを取り換え、ガラスを拭き、サッシを拭き、天井を拭き、柱、壁、キッチン、トイレ、お風呂、その他家にあるありとあらゆるものを時間をかけて徹底的にキレイにした。
ちょっとでも気を抜くと、すぐに良からぬ方向に意識が向いてしまうので、そんな時はさらに作業に没頭した。
物も捨てた。
大いに捨てた。
大きいもの、小さいもの、今まで捨てれずにしまってあったものも全部捨てた。
僕はもうヤケになっていたのかもしれない。
と、
ちょっと、タンマ!
あのね、突然話の流れをぶった切ってしまうようで申し訳ないんですけど、なんだかここまでの文章を読み返してみて、
こんなペースでこと細かに今日までの出来事を書いてると、いつまでたっても全部書き終わらず、結局ますます更新が遅れちゃうんじゃないかって気がしてきました。
そこで、まことに勝手ながら、ここから後のお話は、少しでも文章を短くするために、一旦「箇条書き」で話を進めさせてもらいます。
なんだ、このシュールな展開は!(笑)
けどいいんだ、今は全て更新のためなんだ!
ALL FOR 更新!!
更新 FOR ALL!!
では、そういうわけで、心機一転続きをどうぞ。
・ 結局、その大掃除&模様替えは丸々3週間もかかった。
・ そして全ての作業が終了するころには、僕は一気に体調を崩して完全にぶっ倒れてしまった。
・ そりゃそうかもしれない。だって、そんなに体を動かすこと自体がすごく久しぶりだったし、作業に没頭するためにかなり無理をしていた部分もあったから。
多分、張りつめていたものがプツリと切れてしまったんだろう。
・ 結局、僕の2009年は、当初思い描いていたものとは全く違い、仕事復帰も出来ぬまま、そんなグダグダの状態で幕を閉じていった…。
・ 文章短くするなんて言っといて、結局最初と書き方がほとんど変わってないから、せっかくの箇条書きの意味が無い気がしてきた。
けど、いいの!
せっかくだからこのまま続けるの!
・ 2010年。
みなさま、新年明けましておめでとうございます。
・ 年が明けても僕の体調は戻らなかった。
それどころか、体のいたるところにますます変調をきたしはじめた。
・ せっかく治りかけてたうつも、やっぱり下降線をたどっていく。
・ そんな中、皮肉にも部屋だけはものすごくキレイで、ほんとに以前と様変わりした部屋だったので、それがかえって僕の心を落ち着かなくさせた。
・ ただ、いくら声が治ってなかったからって、やっぱりこの半年が全くの無駄だったわけではない。
だって、どっちにしろ、根本的にこのうつを治さなきゃ、「声」以前に仕事も何も出来るはずなかったわけで、だからうつの治療に専念したこの半年間はなんにも無駄じゃないし、間違ってはいなかった。
・ ってそういう考えだけが、この時の僕の唯一の心の支えだった。
・ だからほんとは、いくら今の現実があっても、ここまで来てうつが下降線をたどるのだけはなんとか阻止したかった。
・ しかも、実は去年の11月の後半ごろから、飲まなきゃいけない薬の量が初めて減って、それがすごく嬉しくて自信につながる出来事だったので、その薬の量を元に戻されるという事態もどうしても避けたかった。
・ 今はなんとか踏んばるんだ、たかゆき!
・ 1月も中ごろになると、ようやく体調も持ち直してきたので、僕は決心した。
よし、声が出ない原因を、もう一度だけ徹底的に調べなおそうって。
あれだけ体調が悪かったこともあるし、もしかしたらやっぱり僕は体のどこかが悪くて声が出なかったのかもしれないから。
・ もちろん、今となっては僕が完全にそんなことを信じきっていたわけじゃない。
ただ、ここまで来たら、僕はもう完膚無きまでに自分を納得させたかったのだ。
全く言い訳できないほどに。
お前の声はもう元には戻らないんだって。
この現実を受け止めろって。
そうでもしないと、一歩も前に進めない気がしたから。
・ というわけで、それから数週間、僕は病院でほんとに体のありとあらゆる所を調べた。
CT検査や胃カメラ、心電図、X線、血液検査、などなど。
・ そんな検査が、一体声とどう結び付くんだと思うかもしれないけど、今も言ったように、これは全部僕にとっては大事な作業だった。
しかも、今や僕は33歳なんていうお年頃なんだし、このぐらいの年齢で一度体全体を調べておくっていうのも、いい機会といえばいい機会だ。
・ ただ、生まれて初めて飲んだ胃カメラ。
あれはまさに、この世の地獄だった…。(笑)
・ あんまりにも苦しかったものだから、終わった時には、涙が止まらなくて、震えも止まらなくて、けどホッとしてなんだか笑いも止まらなくなっちゃって、僕は33にして初めて、「笑いながら震え泣く」という芸当を身に付けた。
どうもありがとうございます。
・ さすがに、若い看護婦さんもトホホ顔だった。
どうもありがとうございます。
・ 人にもよるんだろうけど、みなさんも今後もし胃カメラ検査を受けられる予定がありましたら、僕は絶対鼻から入れるタイプのお医者さんを探されることをおススメします!
ノドからあんな2,3㎝もあるもの入れるなんて、ただの拷問です!
SMプレイです!
三角木馬・ムチ打ちの刑です!
・ …あ、えっと、何の話でしたっけ?
・ とにかく、そんなわけで、全ての検査は終わったんだけど、結局やっぱりというか何というか、僕の体にはどこにも大きな異常は見当たらなかった。
・ 前に専門的な耳鼻咽喉科でも散々調べたわけだし、「声」について医学的見地からはもうアプローチのしようがないってこと。
「理由はわからない。」
とにかくそれが最終的な結論だった。
・ 33歳、男子、身体は健康、異常なし。
つまり、これが今の僕。
・ うん、すばらしいことじゃないか。
・ ・・・・・・・・・・・・・。
・ ああ、ほんとに僕の声はもう元には戻らないんだなあ…。
・ 完膚無きまでに自分を納得させるだとか、現実を受け止めるだとか強がってた僕も、やっぱり実際にこの事実を目の前にすると想像以上にこたえるものがあって、
それからというもの、結局僕はどんどん腐っていってしまった。
もう、何をどうしていいか分からなくなってしまったのである…。
・ 卑屈になった僕は、この後の数週間、とにかくやみくもにぐずぐずと日々を過ごした。
まさに、ダメ人間の典型である。
・ さらに、僕には、うつの間ずっと話を聞いてもらったり、心の支えになってもらっていた大事な女友達がいるのだが、
この数週間は、その彼女にさえ無意識的に卑屈な態度を取り続けてしまっていた。
情けないことだが、もう僕は精神的に彼女に甘えきっていたのだ。
・ しかしそんな日々の後、僕はついに彼女から電話でこんなことを言われてしまう。
「これ以上たかゆきのそばにいると、たかゆきだけじゃなく、お互いがダメになっていってしまう気がする…。」
・ その言葉が全てのきっかけだった。
この時、僕の中で「バチン!」っていう何かが弾ける大きな音がしたのだ。
それはまさしく、突然沸き起こった激情だった。
・ バカヤロウ、たかゆき!
お前はいつまで腐ってるつもりなんや!
いつのまにかお前は彼女まで巻き込んでしまってるんやぞ!
こんなことで、大切な親友を失うつもりか!
いいかげんに目を覚ませ!
・ それに、自分をなめるな!
お前は今までどれだけの経験をして、どれだけの困難を乗り越えてきたと思ってるんや。
今回だってもうやれるだけのことはやったんやから、そこでウジウジしてても何も始まらへんやろ?
後は今出来ることを一つずつでも積み重ねていくしかないやないか。
ほんのちょっとでもいいから、とにかく前へ、一歩ずつでも前へ進め!
そして、もっと自分を信じろ!
このタレ目野郎!
・ つまり、結果的に、彼女のあの一言が僕を窮地から救い出してくれたのだ。
・ それからの僕は、まるで深い霧が晴れたようなスガスガしい気分だった。
ようやく最後の峠を越えることができたというか。
・ というわけで、この数カ月、僕の中では他にもまだ色々なことがあったんだけど、
最終的には何が言いたかったのかというと、
「今、僕はもう大丈夫です。」
ってこと。
・ もちろん、彼女ともとっくに仲直りしてるし、
うつのお薬だって、今や一番多かった時の3分の1の量だ。
・ そりゃあ、まだまだ考えなきゃいけないこともたくさんあるけど、そういうことはまたこれからの更新でボチボチ書いていこうと思っています。
・ というか、この辺からはもうただの「あとがき」みたいなものなんですけど、せっかくなんで、このまま全く意味のない箇条書きを続けますね。(笑)
・ あー、それにしても、今回も結局また更新が空いちゃいましたね。
昔から読んでくださっている人は、もうさすがにこの展開に飽きてきたでしょ?
凹んで、突然更新止まって、また再開ってこのお決まりパターンに…。(苦笑)
・ けどね、ハッキリ言ってしまうと、僕の性格上、これからもこんなことって何べんも起こりうることだと思うんです。
実際、僕はまだ仕事復帰すら出来ていないわけですし。
・ ただね、今回学んだのは、もうそんなことを恐れててても仕方がないっていうこと。
まだ起こってもいないことを先に心配してても全く意味がない。
そんなのは時間の無駄というか、労力の無駄というか、じゃあいつか落ちてしまうんだとしたら、今元気なうちに少しでも距離を稼いで一歩でも前に進んでおこう、って感じなんです。
・ これが理想論であろうとなかろうと、一時の感情であろうとなかろうと、とにかく「今」そう思ってるんだから、僕はその気持ちをできるだけ大事にしたいです。
・ まあ、全てをまとめると、
・ ウチ、へこたれへん!(辻元清美)
・ ってことですかね。(笑)
・ だからみなさんには、これからも長い目で温かく見守ってもらえると嬉しいです。
ご心配や励ましのメールもたくさんありがとうございました。
・ あ、そうそう。
話は戻るんですが、先日ひよこ先生が、うつが治る直前っていうのは稀に自律神経が急激に乱れることがあるので、僕の年末年始の体調の崩れはもしかするとそれが原因だったのかもしれないとおっしゃってました。
もしほんとにそうだったのなら、めっちゃ嬉しい話ですね!
だって、うつの方もようやく最後の峠を越えたってことですもんね!
もー、ウチ、ひよこ先生大好き!
(ホモじゃないよ!断じて!)
・ あと、ちなみに、今年初めて近所の神社で引いたおみくじは「凶」でした☆
「医師の指導のもと療養せよ」ですって☆
・ …って、わし、もう十分療養したっちゅうねん!!
しかも、わし、こんなリアルな忠告のおみくじ初めて見たわ!
普通は、「病気に用心せよ」とか、なんかもっとソフトな言い回しちゃうんかい!
・ でもね、でもね、
こんなおみくじの「凶」なんかに凹まされてる暇があったら、
この間の病院での検査の時に受け取った
こういうものに心踊らされるほうがよっぽど素敵な事だと思うんだ。
ねえ、そういうことだろ、友よ!
| 固定リンク




最近のコメント