女よ、GOMEN
前回からの続き…
さて、いくら安物のガットギターとはいえ、生まれて初めてギターというものをひざの上に構えた僕。
うん、改めてギターをこういう風に持ってみると、今までは全く他人事だった「ギターを弾く」という行為が何だか急にすごく身近に感じられるから不思議だ。
お、もしかして、俺も「あちら側」の世界に仲間入り、ってか。
あかん、そんなこと考えたらなんかちょっと緊張してきた…。
初めてお前抱いた夜ほら 俺のほうが震えてたね (BYつんく♂)
とにかく、
ギタースコアに書いてあるまま、見よう見まねで弦のチューニングなるものをし終えた僕が、最初の練習曲に選んだのが、「女よ、GOMEN」という曲。
この曲を選んだ理由はいたって単純。
ただ単に、この本の曲の中では、使われているコードが一番少なくて簡単そうだったからだ。
しかしまあ、「女よ、GOMEN」とは、何というネーミングセンス。
さすが剛。
日本語とアルファベットの融合である。
和洋折衷である。
言葉のチョイスも素晴らしい。
だってこれが、
「ぶりの、TERIYAKI」
とかだったら、決まらないもんなあー。
・・・・・・・・・・・。
剛よ、GOMEN。
2時間後、どうにかこうにか僕は、もちろんなんとなくではあるがこの「女よ、GOMEN」を最後まで通して弾けるようになっていた。
いやあ、しかし、ギターを弾くのって、思ってた以上に楽しい!
正直、やってみるまでは、こんなに楽しいものだとは思ってもみなかった。
普通なら音楽的なものもあるのかもしれないが、この時の僕にはとにかく、長渕の曲をこの僕が演奏しているんだという実感がハンパじゃなかったのだ。
ひとつのコードを覚える度に、
おー!さっきよりまた剛っぽくなった!
っていう具合に。
もう、とにかく興奮するのだ。
この日僕はまったく寝付けなかったくらいに…。
「そっか、聴くだけじゃなくて、自分で演奏するっていう方法があってんなー。」
これは僕にとって、とても大きな発見だった。
次の日からの僕は、まさに猿のオ○ニー状態。
明けても暮れてもギターの練習。
もうそれが楽しくてしょうがなかった。
平日なら4,5時間、休みの日なら10時間以上、というように、僕はまるで何かにとりつかれたかのようにギターを弾き続けた。
もちろん、100%長渕の曲オンリー。(笑)
リアルな話、母親一人の手で育ててもらった僕が、この思春期真っ只中の時期に全くグレたりせずにすんだのは、この「ギター」というものとの出会いがあったからだと思う。
当時の僕にとって、こういう風に何かひとつのものに真剣に打ち込めるという経験は、すごく意味のあることだったのだ。
さて、ある日から突然こんなにもギターの練習の鬼と化した僕は、必然的にそれなりのスピードでギターが上達していく。
そうなってくると、さすがにネックが太く弦もナイロン弦のガットギターじゃ、長渕を弾くには色々と不都合が出てきて、これまた必然的に、「自分のギター」というものが欲しくなってくる。
そこで僕は、中学3年生のお正月、奈良に住むおばあちゃんから中学最後の「お年玉」と称して無理やり小遣いをせびり、ついに初めての自分のギターを手に入れた。
そのギターは、モーリスというメーカーの3万円の真っ黒のエレアコで、
このギターを選んだ決め手は、もちろん、
剛のギターに、なんか似てたから…。(失笑)
自分のギターを手に入れてからというもの、僕は練習の鬼度合いにますます拍車がかかり、1年ほどたった頃には、もう長渕の曲ならほぼすべて弾きこなせるまでに成長していた。
さらに僕の場合、剛に少しでも近づきたいという思いがなお強く、楽譜通りに弾くだけでは物足りず、いわゆる完コピ(完全コピー)を目指し、ライブCDなどを綿密に聴いては、長渕が少しだけ間違ったミストーンまでをも真似して練習していたのである。
いやはや、16歳にして、やっぱり恐ろしい長渕モンスターである…。(笑)
そして僕は今、全身で感じることができる。
みんながまたまたどんどん遠いところへ引いて行ってしまっていることを…。
・・・・・・・・・・・。
さあ、怖くないよ。
こっちへ戻っておいで。
ルールルルル、ルールルルル…。
とにかく、そういう風にギターが上達した僕が、次に考えることはもう、一つ。
そう、
人前で弾いてみたい。
つまるところ、ストリートで演奏してみようということ。
「ギターが上手くなった⇒ストリートにでる」っていう考えは、何故だかは分からないが、この時僕にとってものすごく自然な流れだった。
ほんと、なんでかは全く分からないんだけど、それ以外は考えつかなかったのだ。
多分、その時すでに、そうなるように運命みたいなもので決まっていたんだろう。
ほら、世界的に有名な古内東子理論にもあるでしょ。
「優しくされると⇒切なくなる」
「冷たくされると⇒泣きたくなる」
これと一緒。
「ギターが上手くなる⇒ストリートにでる」っていうのは、僕にとってはそういうこと(どういうこと?)だったのだ。
さあ、そして、高校1年生になった僕はついに、この古内東子理論に導かれるかのように、ストリートという新しい世界に足を踏み入れていくことになる…。
つづく…。
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コメント
たかゆきさんの歴史をじっくりと読みながら、すぅーーーっと引いてみたり まぁ読み続けるかと思ったりしてます。
話には聞いたことが有るけど、「長渕ファン」と「矢沢ファン」はファンじゃなくって信者やね~
たかゆきさんは自分で勉強してギターを習得したって事だよね。
音楽下手な私としては、凄いなぁ~って思います。
でも、長渕に付いて語られると 間違いなく引きます。。。
ごめんなさい。
でも、続きは待ってますよ。
投稿: 徒然 | 2007年10月14日 (日) 20時42分
「女よ、GOMEN」って曲知らなくて
たかゆきさん何を懺悔するのかと思いました^^;
大丈夫。オバチャンは少々じゃ引かないから(笑)
それどころか息子にギターやらせたくて
ウズウズしてきましたよ。
どうぞ遠慮なく続けてください(^^)v
優しくされると切なくなる
冷たくされると泣きたくなるってやつ
一昨日の夜 聴いたばっかなのでウケました(笑)
投稿: 碧-ao- | 2007年10月15日 (月) 11時19分
こんにちは。
覚えていますか?
みっちゃんの独り言のみっちゃんです。
携帯の調子が悪くてブログの更新が出来ませんでした。
ブログにもかいたんですが、mixiを最近始めたのでよかったらのぞいてみてください。。
そこで新しく日記を始めようと思ってます。
ブログも更新したのでよかったらのぞいてみてください♪
投稿: みっちゃん | 2007年10月16日 (火) 14時01分
徒然さん
やっぱり、僕の歴史をこういう風にぶっちゃけて書くと、みなさんどんどん引いていっちゃいますよねえ。
書いてよかったんやろか…。(笑)
ほんと、僕もまさしく信者と呼ぶにふさわしいハマりっぷりでした。
けどね、徒然さん。
これは、全部遠い過去の話なんですよ。
それだけは分かってくださいね。(←必死!笑)
投稿: たかゆき | 2007年10月24日 (水) 22時56分
碧-ao-さん
よかったー。
碧さんだけは、ちゃんと引かずに読んでくれるんですね。
さすが、長渕仲間!
(え?違うって?笑)
ただ、息子さんがギターを始めるのは大賛成ですが、あまり強要はしないようにしてくださいね。
楽器なんてものは、自分がそれを好きだからこそ、やってて楽しいものですから。
まあ、あまりにも楽しみすぎて、僕みたいになっちゃっても困りますが…。(笑)
ほんと、すごい偶然ですよね!
古内東子!
投稿: たかゆき | 2007年10月24日 (水) 23時20分
みっちゃんさん
おひさしぶりです、みっちゃんさん。
もちろん覚えてますよ。
また、再開されたブログの方に遊びに行かせてもらいますね。
投稿: たかゆき | 2007年10月24日 (水) 23時21分