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2006年8月 3日 (木)

島田S助さんとの出会い3

続き…

そうこういう間に、2番が始まる。
僕もまた歌いだした。

しばらくして、S助さんがやっと口をひらく。

Aちゃんに向かって言った。

「なっ、めちゃくちゃうまいやろ」

わー、S助さんが僕の歌ほめてるー!

すげーー!

うれしーーー!

Aちゃんはニコニコしたまま

「すごーい、うまーい」

と相槌をうっている。

…けど、おじさん分かってる。
Aちゃん、この歌にそんなに興味がない事。
S助さんに気を使って相槌をうってる事。
S助さんなんでこんな所で歌聴いてるんだろう、と思ってる事。
S助さん早く行かないかなー、と思ってる事。
そんなのを見りゃ分かる。
おじさん分かってる…。
(ちなみに僕とAちゃん、ひとつしか歳変わりません。)

とにかく、「恋」が一曲終わる。

みなさん、拍手してくださる。

S助さん
「これ、いくら入れたらよろしいんですか?」

「いや、もう、僕はなんとも言えないんで、そちらにおまかせします。」

これは、いつものセリフだ。

そうすると、S助さんは財布から千円札を取り出し、ギターケースに入れてくださった。

僕はなんだか嬉しかった。

変に聞こえるかもしれないが、それが一万円札じゃなかったからだ。

こういう時、S助さんには千円札を出してほしいのだ。

この感覚分かるかなー。

「ありがとうございます。」

S助さん
「ほんとうまいですねー。
どのくらい、こういうのやられてるんですか?」

「えっと、10年ぐらいですかね。」

S助さん
「どこに住んでおられるんですか?」

「○○です。」

S助さん
「お店とかでは歌われないんですか?」

またいつか説明するが、僕は実は数年前にほんの短い間だけ、雇われて高級ラウンジでスーツ姿で歌ってたことがある。

「ああ、歌ってたこともあるんですけど、すぐに辞めちゃいました。」

S助さん
「分かりますー。
誰も聞いてないような所で歌うの、つらいですもんねー。
めっちゃ、分かりますー。」

やっぱすごいなあ、そんな事まですぐ分かっちゃうんっすね。

とにかくS助さんは、物凄く納得されている様子だ。

そういう事を話しているうちに、気づくと、Aちゃんとあと2人のお連れの方は、S助さん側のお連れの方に何やら伝言して立ち去っていった

ああ、S助さんももう行かれるんやろな、これで楽しい時間も終わりや、ほんとにいい思い出ができたなあ。

と、思っていると…。

S助さんから驚きの言葉が…。

「あのー、友達になってもらえませんか?」

えっ、

と ・ も ・ だ ・ ち ?

S助さん

「メールのやりとりとかしませんか?」

メールの や ・ り ・ と ・ り ?

僕が?

あの島田S助さんと?

あー、もうわけわからん。

頭のなか真っ白や。

僕が、あまりの突然の申し出にパニックになってると、

S助さんは、こう言った。

「けっして怪しい者じゃありません。

 島田S助です。」

分かってます、分かってますS助さん、
そんなの誰が見たって分かります。(汗)

「もちろん存じ上げております。
こちらこそ、よろこんでお願いします。」

それが、僕が言える精一杯の言葉だった。

S助さん
「じゃあ、必ずメールしますんで携帯のアドレスを教えてください。」

「あ、はい。」

そして、僕は、携帯に登録してある自分のメールアドレスを、赤外線機能を使ってS助さんの携帯に送った。

S助さん
「じゃあ、必ずメールするんで、待っててくださいね!」

そう言ってS助さんとそのお連れの方達は、ようやくこの場から立ち去っていった。

は~、終わった~。

なんか、凄い事になってしまったなー。

僕とS助さんがメル友

ほんまかいな。

と、ふと、今送った自分のメールアドレスを見てみると、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

あ、間違えてる・・・・・・・・・・・・・。(大汗)

僕はvodafoneを使っているのだが、普段、携帯のメールを打つのがどうも苦手で、めったにアドレス交換などをしないので、携帯に登録してある自分のアドレスが、昔のJ-PHONEの時のままになっていたのだ。

しかし、だいぶ後になって分かった事だが、昔のアドレスでもちゃんと届くみたいだ。

だから、そのままでよかったのに、焦ってしまったおバカな僕は、50メートルぐらい先に行ってしまっているS助さん達を大声で呼び止めた。

「S助さーん!
メール間違えてましたー!」

大声に気づき、嫌な顔ひとつせずに戻ってきてくれたS助さんに、僕は事情を説明した。
(ほんと、やさしい…。)

S助さん
「じゃあ、どーしよっか。
俺のアドレス、そっちに送ろっか。
ああ、けど俺
(赤外線の)受け取り方分かるけど、送り方分からへんわ。」

お連れの方
「じゃあ、紙出しますんで、そこに今のアドレス書いてください。」

と、その人の手帳の1ページを差し出し、ペンを貸してくださった。

しかし、僕も今のアドレスはうる覚えだ。

あー、もー、じれったいっ。俺っ。
あっちも急いではるのにー。

冷や汗をかきながら、どうにかこうにか、そこにアドレスを書き、再びS助さんらと別れた。

しかし、それがいけなかった…。

案の定、間違えてたのだ…。

アドレスを…。  (二度目)

もー、バカ、バカ、バカ!
なんてバカなんだ俺は!
読んでるみなさんのイラつきはよく分かります。
だから、どうかイジメないでね。叩かないでね。

けど、間違えたのは、ちょっとだけなのよ。

僕は関西人だから

@k.vodafone.ne.jp

としないといけないところを

@vodafone.ne.jp

って書いちゃったの…。

叩かないで…。

だって、その時はそんな事忘れてたんだもの。

先生、果たして、メールは一文字違いでも届くものなのでしょうか?

<答え>

「絶対、届きません!」

ああ、世の中って、厳しいものですね…。(大泣)

みなさん、いつみなさんの前に有名人が現れてメール交換をするか分かりません。
だから、メールアドレスは常に最新のものを用意しておきましょうね。

ほんと、笑い事じゃない…。

しかし、この話にはまだ続きがある。

つづく…  (またや。)

 

「ポケベルが鳴らなくて」

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コメント

うおおおおおおおおおお!!すげー!!
ほしのAちゃんまで??
なんか凄いことになりましたね!

しかもs助さんから頼んできたんですね!
やっぱり、たかゆきさんはそんだけ人をひきつける歌唱力を持っているんですね!!

投稿: かえる | 2006年8月 3日 (木) 14時22分

かえるくん、ほめてくれてありがとうございます。
けど、違うんですよ!
ただ僕の場合は、昔の歌を歌ってるから喜ばれるだけなんです。
だから、年配の方にはほめてもらえるんですけど、同年代やそれより若い人にはすごい評判が悪いんです。
今日も、こんな事がありました。
普段僕は、目の前を通る若い人をほぼ無視します。(ひどいでしょ。)
やっぱり、仕事として、お金にならないからです。
けど今日、たまたまかわいい女の子が僕の歌(神田川)を聴いて、声をかけようか迷っている様子だったので、いつもなら無視するのに、かわいいっていう理由だけで、下心満載でこちらから声をかけました。
彼女は照れながら(←完全にこっちの妄想)、山崎まさよしさんの「One more time One more chance」をリクエストしました。
普段ならやはり、そういう歌は歌わないんですけど、今回は商売を忘れて、喜び勇んで歌わせてもらいました。
けど、彼女は1番すら終わらない前に、ニコリともせずに立ち去っていきました…。
自分でリクエストしといてですよ!
よっぽど僕の歌が気に食わなかったんでしょうね。
しょせん、そんな歌唱力です…。
人をひきつけるものなんて持ってません…。(泣)
かえるくん、ありがとう、強く生きます。

投稿: たかゆき | 2006年8月 4日 (金) 04時56分

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