覚悟
優作(前回の文参照)との旅は、短かったけど、今思えば出発前からほんとにワクワクして、毎日が刺激的で異様に楽しかったなあ。
楽しいことは全部2倍、辛いことは全部半分こやったもんなあ。
僕は当時、本気でこう思っていた。
死ぬ時は二人一緒。
同じ死ぬなら、この旅中に死にたい。
と。(ゲイじゃないわよ。うふっ)
なにせ、こういう強い想いを何かの形で優作に伝えたくて伝えたくて、考えに考えぬいた結果、出た答えが、旅の初日に野グソをするということだった。
なんで?(笑)
「優作、よく見とけよ!
この旅は長くなんねん。サバイバルや。
このぐらいの覚悟がないと旅なんか続けられるか!」
そう言って僕は、広島の夜の街なかの草むらに走っていき、豪快にパンツを下ろした。
下ろしたとはいっても、さすがに僕も生まれて初めての経験。
なかなかコトが進まない。
とにかくがんばってやっとコトが終わりかけた時、一組のカップルが、その名の通り「う○こ座り」の僕の前を通り過ぎた…。
もちろん、目が合う…。
もちろん、カップルの目線がゆっくりと下へむかう…。
もちろん、僕のあらわな下半身を通過し、生まれたての僕の分身とも、がっつり目が合う…。
ああ、死にたい。
旅中とは言わず、今すぐ死にたい…。
その後カップルは、今目の前で起こった出来事を笑い飛ばし、「ありがとう、今日のデートの一大クライマックスだ」と言って僕と握手を交わす
なんてことはもちろんせずに、今起こったことを現実としては受け止めず、何も見てないし、何もなかったかのような顔で通り過ぎていった…。
とにもかくにも、人生初の野グソを終えた僕は、顔をまっかっかにして、その場から逃げるようにして優作の元に駆け寄った。
僕が戻ってくると優作は、「なるほどなあ、これが覚悟かあ」というような顔で、妙に納得して、妙に感心しきりたおしてた。
・・・・・・・・・・・・・・。
こんなんでいいのか?アホ2人!!
以上。
汚い話ですいません。
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